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大陸誌:第一次モイトゥラ戦争史

プロローグ


ダンバートンの北部にて、とある遺跡が発見された。

歴史学者・レスリ氏を筆頭に発掘調査が進んでいるこれは、第一次モイトゥラ戦争時の遺跡『ブルーナブロン』だ。


この新しい発見を踏まえ、女神モリアンと魔神キホールから直接聞いた情報も交えて第一次モイトゥラ戦争の全容を考察できるのは、ミレシアンだけだろう。

 

前提情報


  • ブルーナブロン

ピルボル族によって建設された、ラフ要塞(現在のダンジョン)内部に移動する魔法が施された建造物。

この建造物を使い、ピルボル族はラフ内部で魔族と接触していたと思われる。


  • 各陣営の構成

人間陣営

 司令官:ヌアザ

 神:モリアン

 同盟:ネベド族

 戦士:シェイクスピア


魔族陣営

 司令官:キホール

 召喚:クロウクルアフ/グラスギブネン

 同盟:ピルボル族

 英雄:スレン




 

第一次モイトゥラ戦争のきっかけは?


まず、人間と魔族に限らず、エリンの全ては対立するように作られているという事実がある。

そして、それを乗り越えて楽園を目指す構造になっている。





これを踏まえ、神族と人間と魔族の基本的な考えを確認する。

 

<モリアンの基本的な考え>

・ティルナノイ(エリン)は神族と人間と魔族、全てに開放されている

・人間は日々成長しており、いつか魔族と理解し合える

・神の意志を示すために、人間に苦しみを与える必要はない


 人間陣営


<人間の基本的な考え>

・魔族は人間の土地を奪おうとしている

・生活や命を脅かす魔族は排除しなければならない

エリンがティルナノイだとは知らない


 人間陣営




<キホールの基本的な考え>

・ティルナノイ(エリン)は神族と人間と魔族、全てに開放されている

・実際には、ティルナノイは人間に独占されている

・神の意志を無視している人間には罰を与えるべきである


 魔族陣営


<過激な魔族の基本的な考え>

・ティルナノイは人間に独占されている

・肥沃な土地が羨ましい

・ティルナノイで幸せになるべきは魔族である


 魔族陣営


<温和な魔族の基本的な考え>

・ティルナノイや人間に関してはどうでもいい

・神が来ると、友達も家族も連れて行かれるのが怖い

・戦争が嫌でも、魔符で操られて戦わされる(強制徴兵)


 魔族陣営

 

結論:第一次モイトゥラ戦争のきっかけは

「キホール」と「過激な魔族」vs「人間」の考えの対立


 

 

第一次モイトゥラ戦争の概要


現在判明している、戦時中の出来事


・キホール率いる魔族陣営がエリンに侵攻


・人間がラフ要塞に避難する


・ヌアザが片腕を失う重傷を負う


・魔族がラフ要塞に侵入する


・モリアンが人間を逃がして結界を張る


・クロウクルアフがモリアンを石化させる

 →人間の中では、『肉体を代償に結界を張った』となっている


・ピルボル族と魔族の接触にブルーナブロンが使用された

 
 

 

戦争の結果


人間陣営勝利



<人間陣営>

・分断された魔族を退ける

・ヌアザが片腕を失い、退位する

・ヌアザの後任にブレスが選ばれる


<魔族陣営>

・エリンとあの世で魔族が分断される

・女神の封印を欺くため、通行証を開発する

・温和な魔族の間では厭戦気分が拡大する


 

エピローグ


モイトゥラ戦争における、人間と魔族のそれぞれの思惑と実態は明確になりつつある。

しかし、未だにはっきりとしていない部分がある。

それは、ピルボル族の思惑と実態だ。


現状、ピルボル族に関する資料が殆どない事に加え、子孫の存在も確認できていない

今後、入手可能になる情報で彼らの輪郭が明確になっていくことに期待する。


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