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大陸誌:エリンの暦

更新日:2024年12月11日

概要



ミレシアンはつい忘れがちですが、現実時間の一週間は、エリン時間の一年です。

ロシネが、アルバンエルベドからインボリックまでをスリアブミッシに戻る期間にしているのは、山守の仕事が増える秋から冬の時期だからでしたね。


エリンの一年を分けている七つの暦を、現代のドルイドが提唱するケルトの暦に照らし合わせて見ていきましょう。


 

エリンの節季の元ネタ


 

ホイール・オブ・ザ・イヤーの祝日


 

こちらの図を基に、エリンの暦を見ていきましょう。


 

エリンの暦


 

インボリック(現実時間:日曜日)


季節:春

色:白・黄金

エリンでの期間:春の始まり~春分前夜

夏の女神ブリギットが、冬の女神カリアッハ・ベーラと季節の支配を入れ替わる節目を祝う祭事・インボルグに由来。

この日から、夏の女神ブリギットが支配する季節が始まる。



現状のエリンでは、インボリックの期間に特別な事は言及されていない。

ただ、冬の女神・カリアフ(の力を奪った何か)が登場したため、対となる夏の女神が登場は十分考えられる。

その時、インボリックにまつわる大きな儀式が言及される可能性はある。


 

アルバンエイレル(現実時間:月曜日)


季節:春

色:桃色・薄緑

エリンでの期間:春分点~夏の始まり前夜

春の女神エオストレに豊穣を祈る祭事・オスタラに由来。

この期間、エリンでは恋咲島への道が開く。



恋咲島のテーマ(結婚・花)から見ても、恋咲島は『五月祭(メイ・デイ)』に由来するように思える。

ただ、ケルトの五月祭は"ベルテイン祭"に当たるため、時期が合わない。

考えられるとすれば、正確には『五月の前夜の五月祭(メイ・イブ)』に由来するのだろうか?


しかし、もっとこの時期に相応しい祭りとして『イースター祭』がある。

そもそも、イースター祭の原型が"オスタラ祭"だからだ。

イースター祭に由来すると考えた場合、イースター祭に不可欠なウサギや卵の要素が不足しているため、説としてはまだ弱い。


どちらの説がより有力になるか、今後の恋咲島イベントの内容に注目したい。


 

ベルテン(現実時間:火曜日)


季節:夏

色:赤・薄緑

エリンでの期間:夏の始まり~夏至前夜

ケルト文化の中で最も重要な節目の一つ、夏の始まりを告げるベルテイン祭が由来。


・・・なのだが、正にベルテンの大祭に当たる"五月祭"に由来するだろう『恋咲島』がアルバンエイレルの期間として言及されているため、現状のエリンではベルテンの期間に特別な事は言及されていない。

「逆に気にしてください」と言わんばかりなので、今後ベルテンの期間に由来する何かの実装があるかも・・・?


 

アルバンヘルイン(現実時間:水曜日)


季節:夏

色:薄緑・黄色

エリンでの期間:夏至~秋の始まり前夜

太陽に力を与える焚き火が行われる祝日・リーザが由来。

エリンでは今のところ、アルバンヘルインの期間に特別な焚火があったりはしない。

エリンでもびっくりするほど何も言及がない期間・・・というのが、太陽の光によってエリンの平和が守られている一種の象徴なのかもしれない。


・・・という所から派生して、メンテナンス日とかけている可能性も一瞬考えたけど、サーバーごとにメンテナンス日は違うので、普通に考えすぎだと思う。


 

ルーナサ(現実時間:木曜日)


季節:秋

色:黄色

エリンでの期間:秋の始まり~秋分前夜

光の神ルーを讃え、収穫期の始まりを告げる節目のルグナサド祭が由来。

エリンでこの期間に言及されている祭事や、特別な現象はない。


これに関しては、設定上難しいところがあるかもしれない。

ルグナサドは光の神ルー・・・つまりルー・ラバダを讃える祭でもあるため、第二次モイトゥラ戦争が終わってからそれほど時間が経過していないエリンにおいて、仮に祭りがあったとしても随分新しい祭りになる。


よって、このルーナサという期間は、エリンでは暦の上で"収穫期の始まり"以上の意味を持ち合わせていないのかもしれない。


 

アルバンエルベド(現実時間:金曜日)


季節:秋

色:褐色・橙色

エリンでの期間:秋分~冬の始まり前夜

果実を捧げ、夏の女神に冬を乗り越える祝福を祈願する祝日・メイボンが由来。

エリンでこの期間に言及されている祭事や、特別な現象はない。



・・・が、このアルバンエルベドに関わりが深いトルヴィッシュが、『採集』キーワードでぼやいていた事を踏まえると、そもそもエリンから"神に捧げる収穫祭"が廃れているのかもしれない。


 

サーオィン(現実時間:土曜日)


季節:冬

色:黒・橙色

エリンでの期間:冬の始まり~春の始まり前夜

ケルト文化の中で最も重要な節目の一つで、ケルトの暦における新年

収穫期の最後に冬の到来を告げ、異界からやってくる祖霊や妖精をもてなしたり、攫われないように身を守る儀式を行うサウィン祭に由来。



由来の通り、エリンでもこの期間に異界との境界が弱くなる現象があるため、冥界から魂が逃げ出して来たり、現世に留まっている魂を死神が回収しに来たり、様々な不思議な現象が起こる。

また、エリンでは新年が始まる。サーオィンで年をとるのはそのため。


 

補足:アルバンって何?


ここで気になった方は多いと思います。

オスタラ、リーザ、メイボン、ユールに対応するアルバン○○とは何でしょうか?


これらの呼び名はオスタラ、リーザ、メイボン、ユールのネオドルイド式の呼び名です。

ヨーロッパで普遍的であったクォーターデイ(夏至・冬至・春分・秋分)の概念と、ケルト文化のクロスクォーターデイ(季節を分ける祭事)の概念を統合し、"ホイール・オブ・ザ・イヤー"が考案された際に名付けられました。



アルバン(Alban)とは、ウェールズ語で『光』を意味する単語です。

それを踏まえてそれぞれを直訳すると、以下のようになります。

アルバンアルサン Alban Arthan アーサー王の光

アルバンエイレル Alban Eilir 地球の光

アルバンヘルイン Alban Hefin 岸辺の光

アルバンエルベド Alban Elfed 水の光


上記を見れば、一つ納得する事があるのではないでしょうか?

円卓の騎士をモチーフにしているアルバン騎士団の部隊に暦の名前が付いているのは、

ケルトの暦にアーサー王の存在があるからです。


 
 

 

考察:冬至はどこに?


さて、もう一つ気になる事があるかと思います。

エリンの暦には、冬至・・・つまり"アルバンアルサン"だけ存在しませんね?


それもそのはずです。


曜日は7つで祭事は8つなので外されました!!!



・・・と言ってしまえば簡単なので、ここはあえて「なぜアルバンアルサンが外されたか」を考えてみましょう。



『魔法アイスボルト:由来と修練方法』の内容を見てみると、トゥアハ・デ・ダナンの祖先であるヴァン族は、コナフタ大陸の厳しい環境下で本能的な恐怖を培い、その中で最も恐れていたのは"寒さ"だった事が分かります。


もしかしたら、暦の上で冬に分類されるものが一つだけという事は、つまり冬が早く終わるという縁起に繋がるのかもしれません。

よって、アルバンアルサンが外され、冬に当たる期間がサーオィンだけになった・・・と、考えるだけなら自由です。


多分、そこまで考えてはいない・・・と思う!


 

まとめ



実際の古代ケルトの詳細な暦は、はっきりとは分かっていません。

ホイール・オブ・ザ・イヤーも、現代のケルト文化圏に残った伝統から考案されたものであり、実際の古代ケルトの暦の通りであるのかは、これから分かるかもしれないし、永遠に分からないかもしれません。


だからこそ、マビノギが失われた古代ケルトの宗教を現代に再現しようとする人々の探究の歴史をリスペクトしている事が伺えます。

彼らは正に、ケルト神話の時代に通じるケルト文化の継承者と言えるのですから。


この記事を読んで、これからエリンの暦を目にする時「これも考えられているんだなぁ」と思ってもらえれば幸いです。

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制作者:© 2021 エリン歴史学会

版権元:© 2009 NEXON / © Mabinogi

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