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茶色の紙

G27 安らぎの庭園 ひとり感想会

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神が関わるとロクでもない。【定期】



G26の感想で"崖の前に立たされている気分"と表現したのは、間違いではなかったようです。


特定のNPCとの会話や、過去のメインストリームでちょこっと出ただけの小ネタ達に引きずり落とされ、転がり落ちる勢いで箱庭の情報戦が繰り広げられマビノギ節全開のダークでシビアで少しだけ救いのあるストーリーにまんまと泣かされましたね。


単体で良い読了感を得られたのですが、全体を見ると、これでもまだ転がり落ちている最中なんだろうな・・・。

だって、今回ミレシアン個人に絶望は降りかからなかったもんね。




興奮冷めやらぬ内に、感想会じゃー!(」°ロ°)」ウオオオオオ!!




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今回は・・・まるで"考察勢へのご褒美"みたいな要素が散りばめられていました。うへへへ。


"憶えている"って、なんて楽しいことだろう!


・・・と思わされるG27のストーリー全体が、まるでブリーレフへのアンチテーゼのようだと思いました。


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登場地域の伏線、用語の説明などが次々に出てきたG26と比較すると、今後の展開に引き継がれるような情報せいぜい3つで、ほぼG27単体で完結されるようにまとめられていたという印象です。



本編感想


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G27は、"死"をテーマにした物語でしたね。

特に、"死との向き合い方"を重点的に描いていたと思います。


人間には、"生きて死ぬ"という自然なサイクルがあります。

そのサイクルを止めるというのも、大きな矛盾と言えますね。


"フィンディアスの運命"の特性を考えると、運命を止めるためにムリアスを破壊しなければならなかったのは、その矛盾が運命を加速させていたからだと考えられます。



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第一部の始まりは何と、"デクランの妹の命日"


デクランの妹は、G24でベイムネクが召喚したクロウクルアフの犠牲となった一般人の一人。

言うなれば、ミレシアンが守りきれなかった人々の一人で・・・。

その死を、デクランはまだ受け入れきれていなくて・・・。



初 手 か ら 気 ま ず い ・・・!!!!



何が気まずいって、本当にミレシアンを恨んでいないのか、どこか本心を疑ってしまう事が一番気まずい。


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誰がどう見てもあの人との対比になっているデクランを見て、思い出さないわけがないじゃない!

同じようにミレシアンの活躍の横で家族を失い、最期までミレシアンを宿敵とした赤い髪のおじさんをさ!!


まんまとシナリオライターの思惑にハマった気がします。


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そんなミレシアンの杞憂は、すぐに晴れる事になりました。


妹に向き合う決意をしたデクランは、妹との思い出を仲間に語り始め・・・その中で、ミレシアンにも"妹のために作った花冠""ダイリネが作った香水"をプレゼントしてくれました。


この時のデクランの朗らかさも相まって、何だか疑っていた事が申し訳なくなってしまいました。


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第二部からは、ほぼブリーレフの中だけで物語が進みました。


だからこそ、少しクエストを進める度に住人の配置台詞が細かく変化し、ブリーレフでいつも通りの生活をする中にミレシアン達がいる事で、少しずつ"記憶の歪み"が生まれていく様子が生々しかったです。


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その歪みを作る側と消す側、水面下で進む東風傭兵団vsレネンの情報戦

ミレシアンは今回、そのサポートに徹していたと言っても過言ではありません。


そして、東風傭兵団と住人達で、ブリーレフの管理者・レネンを追い詰めました。


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一部とはいえ神の力を扱うレネンを、人間の力で追い詰めたその局面。

そして、『蘇り』などという"神の奇跡"は起こらなかった結末。


それらを全て糧として、未来を生きていく強さ。




この物語は、終始『人間の物語』だったと思いました。





考察


ブリーレフの住人たちが関わった出来事


ブリーレフの住人たちは、今までのストーリーでも取り扱われた大きな出来事に関わっている人たちも多いです。


彼らの死因から関わった出来事を推測してみましょう。


名前

死因

関わった出来事

ヴェトラ

仲間からの裏切り

古代イリア:

クルクレの心臓争奪戦

フィオンタン

一族の呪いを解くための犠牲

古代イリア:

ヴァン族による複製体を使った空間維持

メリオラ

偽りの教団の生贄

古代エリン:

異界の神の侵攻

ビーカン

魔族の恋人からの執着


イビカ

亡霊になった恋人の失踪


フーケン

中毒


ノン

隠れ家での飢え

近代ウルラ:

ピルボル族の迫害

ルバス

砂漠の迷子


クラヘ

海賊からの襲撃


チューダー

自然災害

現代ウルラ:

イオラの家族を奪った山崩れ

ソムヘアル

変異した怪物

G19:

先覚者の使徒実験

ダイリネ

ドラゴン

G24:

王城を襲ったクロウクルアフ

レネン

自殺




伏線


1.      ファリアスの石板の内容


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かつては永遠を許されたファリアスの命が尽きようとしている。

これは地上に生きる者たち同然の愚かな神々のせいである。


葛藤は無知な者たちの専有物であり、明晰の栄光を失った都市には静寂のみが残されるであろう。


これより燃え盛る戦争の地は崩れ、流れる水は渇き、渦巻く風は止む。


土に覆われた墓に残されるものはこの墓碑のみであろう。


我々は、崩壊の波を約束で隠した。

争いの火種を絶やしたのである。


約束を破れば運命の白い波は溢れ出し、人々は水に濡れ、風にえぐられ、炎に包まれる。


この全てを土で覆い、永遠に目を閉じる事でようやく平穏が訪れるであろう。


・燃え盛る戦争の地 → フィンディアス

・流れる水の地 → ムリアス

・渦巻く風の地 → ゴリアス

・土に覆われた墓の地 → ファリアス

・約束 → フィンディアスの運命

・崩壊の波 / 運命の白い波 → 神獣



要約:フィンディアスの運命を止めたくば、

『他の神々の都市を消滅させろ』



ゴリアスフィンディアスにも行くことが確定



2.      デルガの情報提供者


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<分かっている事>

・フィンディアスから来ている

・未来のために、フィンディアスの運命とミレシアンを止めようとしている


デルガに伝えている情報は、今のところ正確。


少なくとも、デルガを騙して利用しているわけではなさそう。

ミレシアンを止めたがっているが、理由がフィンディアスの運命とは別にありそう。



3.      シェフラーの腕

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G27の終盤、しれっと腕の痛みを訴えていました。

G26で神獣から受けた腕の傷の治りが悪かったので、どうにも気になる・・・。


シェフラーの事なので、中二病に目覚めたのかもしれません。

東風の末っ子シェフラーくんですから。うんうん。



まとめ


G27の教訓は、未来のミレシアンが一番必要とするものなのかもしれません。


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ミレシアンは、エリンにいる限り永遠に見送る立場です。


ミレシアンのマビノギで歌われた仲間達が去っていく時、ブリーレフで見てきたものが大きな道標になります。

一人では受け止めきれなくても、隣にはきっと新しい友達がいて、ミレシアンは彼らの助けを受け入れる事ができるでしょう。
















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まぁその前に、

ミレシアンに死亡フラグが立っているんですけどね(´・ω・`)













おまけ


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今回の記事、ちょっと読者が試される文字数になってしまったので、3分の2くらい削りました。


削られた3分の2を読んでくれるミレシアンは、以下からどうぞ!





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