プロローグ
ミレシアンがコナフタ大陸について調べていると、思いがけずヴァン族の名前を聞く事になった。
ヴァン族とはどのような種族だったか・・・ミレシアンは今一度振り返ってみることにした。
ヴァン族とは?
ヴァン族とはどのような種族なのか、様々な特徴から把握する。
歴史
・古代イリア大陸の覇権種族
・人間とエルフの先祖
文化
・首長をクェーサルと呼ぶ
技術
・邪眼の力を扱う
・ゲッシュを扱う
ヴァン族の歴史
最古の記録はコナフタ大陸
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コナフタ大陸追放
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イリア大陸に到達
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クェーサル「ディアン・ケト」がゴールドドラゴンの感応者になる
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ドラゴンと協力し、イリア大陸を支配
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ウルラ大陸から渡って来たイリニド(=ネヴァン)に敗れる
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イリニドの呪いを受け、エルグ・マナとの相互作用(=生命活動)ができなくなる
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時間から切り離された空間・フィンカラを創り出す
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フィンカラで、呪いを回避する方法・イリニドへの復讐方法を研究する
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G11でイリニドの力が失われたため、呪いが解ける
↓
復讐のために多くの同胞を犠牲にしてきたヴァン族は、
不完全燃焼のまま無かった事にはできず、エリンの破壊を志す
↓
ミレシアン、トレジャーハンター、マーリンに阻止され、滅亡する
よって、現在残っているヴァン族の子孫は全員混血である。
(G25終了時点)
ヴァン族のキャラクター
------純血------
・ディアン
・ケト
・ビフ
------混血-------
・トレジャーハンター(本名:バンバー)
・フォドラー
・エリウ
------混血の更に数世代後-------
・シャマラ
実際の神話のヴァン族
ヴァン族はケルト神話由来の種族ではない ヴァン族の元は北欧神話のヴァン神族と考えられ、ケルト神話ではない。 しかし、北欧神話を信仰していたゲルマン民族と、ケルト神話を信仰していたケルト民族は居住地域が近く、文化的にも似ているため、神話も相互に影響があったと考えられている。 であれば、マビノギのコナフタ大陸は、逆説的に北欧神話とケルト神話の関係性をリスペクトした地域だと考えられないだろうか?
ケルト神話には、フォドラー、エリウ、バンバーという三人の女神がいる 彼女らはケルト神話上、正真正銘のダーナ神族であり、ヴァン神族ではない。 マビノギにおいて、フォドラー、エリウ、トレジャーハンターがトゥアハ・デ・ダナンとの混血児であるという設定は、ここから考えられたものと推測される。 北欧神話とケルト神話の関係性をリスペクトし、ストーリーに落とし込んでいる非常に面白い設定である。
エピローグ
元を辿れば・・・エリンの人間種族とエルフ種族は全てヴァン族に繋がっている。
太古のコナフタ大陸で、ヴァン族に何があったのだろうか。
それが分かれば、ともすればトゥアハ・デ・ダナンが神と人と妖精に分かれる事になった経緯さえも分かるのかもしれない。
しかし、それを分析できるようになるのは、まだまだ先になりそうだ。
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