プロローグ
キャンプファイアの火を見ていると、心が落ち着く。
これはミレシアンが本来属する世界でも見られる現象だが、エリンで発生する火には更に多種多様な精神的効果があるようだ。
今回は、エリンで見られる炎とその効果を分析してみようと思う。
エリンで見られる炎(2023年8月現在)
色 | 見られる場所 |
赤（通常色）  | キャンプファイア、聖火 |
桃  | 夢幻のラビダンジョン |
緑   | アルカナ炎の壇上、トーリー峡谷 |
青  | シャーマンの呪術、ドゥフカの祭壇 |
紫   | グレンベルナ、クロムバス |
炎の色は何の影響で変化するのか？
成分によって変化する
(≒炎色反応)
それぞれの炎の色を変えている成分を割り出す
まず、ファイアボルトの原理から通常の炎の成分を分析する
ファイアボルト
パララの熱気をマナの力で凝集させ、純粋な炎を作り出し目標物に発射する
魔法。
ファイアエレメンタルで構成されている。
ファイアエレメンタル
マナと直接疎通し、魔法に強い親和性を持つ火属性の元素の総称。
通常の炎の成分＝ファイアエレメンタル
通常の炎の成分をベースに、有色の炎が見つかった環境から不純物を推測する
エリンの炎には二種類の生成方法があるため、まずはエリンで見られる炎を以下のように分ける。
燃えるものと燃える温度によるもの（＝物理的な生成）
現世より上位の秩序によるもの（＝魔法的な生成）
その後、不純物を推測し精神的効果と比較する。
＜物理的な生成＞
色 | 環境 | 不純物 | 効果 |
赤（通常色） | 通常の燃焼 | なし | 精神安定 |
緑 | 猛毒の沼地の一帯 | 沼地の毒素？ | なし |
青 | 鉱石から強力な力漂う一帯 | 鉱石の力？ | なし |
＜魔法的な生成＞
色 | 環境 | 不純物 | 効果 |
赤（通常色） | ライミラクの祝福による発生 | なし | 浄化、強化 |
緑 | スターダスト影響下の火山地帯 | スターダスト？ | 無形の物質への投影 |
青 | シャーマンの呪術による発生 | ？ | 催眠 |
紫 | カリアフの力による発生 | 人間の魂 | 人間の魂の拘束 |
紫 | 闇のエルグが充満した土地 | 闇のエルグ？ | なし |
桃 | サキュバスクイーンの土地 | ドルカ？ | なし |
以上から、エリンの炎について以下の事が分かる
精神的効果は、色と不純物と生成方法を総合的に見なければ分からない
魔法的に生成された炎には、何かしらの精神的効果がある可能性が高い
エピローグ
炎は、人間の活動を魂のレベルまでサポートしてくれる優れた物質だ。
しかしそれは、炎によって魂のレベルでダメージを受ける可能性も示唆している。
その結果、この調査はアルカナ協会から好評であった。
「炎を見る目」を養う手助けになったのならば、嬉しい限りだ。
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